【知事、来月にも訪米 大阪で講演 新基地反対伝達へ】(沖縄タイムス 9/10)
玉城デニー知事は8日、大阪市で講演し、10月にも訪米する意向を明らかにした。米国の国防権限法案が審議中であることを念頭に「公聴会などで意見を述べたい。(米軍が)基地を置いている地域の声を聞いてほしい」と述べ、名護市辺野古への新基地建設に反対を伝える考えを示した。
講演では、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の賛否が争点となった昨年9月の知事選や、今年2月の県民投票の結果を挙げ「反対の民意は示された」と指摘した。
安倍晋三首相に対し「『沖縄に寄り添う』との自身の言葉通り、県民の代表側と対話による解決を模索してほしい」と求めた。日米地位協定改定の必要性も訴えた。
県幹部によると、訪米に向け、米政府関係者や連邦議員らとの面会を調整しているという。
講演会は辺野古反対の世論を喚起するための全国キャラバンの一環で、約300人が参加した。