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新外交イニシアティブ(ND)主催 シンポジウム

東アジアの”平和”を問う―北朝鮮の非核化と移り変わる米中関係―

北朝鮮と米国の間では、今年6月に行われた首脳会談を皮切りに、非核化交渉が進められています。しかし、11月8日に予定されていた高官クラスの会談も延期され、主張の対立が深まるなど、交渉の先行きには不透明さが増してきています。一方、歴史的に北朝鮮と近い関係にある中国は、朝鮮半島の段階的な非核化や、北朝鮮に対する制裁緩和を主張するなど、米国とは異なる姿勢を示しています。

米中両国の関係は、貿易摩擦や南シナ海の領有権をめぐり対立を深めており、「新冷戦」の様相を呈してきたとの見方が広がっています。米国の覇権が揺らぎ、中国が軍事・経済両面で急成長を続ける今、東アジアの平和をいかに構築するかについての検討がなされねばなりません。

今回のシンポジウムでは、緊迫する米中関係や対北朝鮮外交の行方について、軍事・安全保障の視点から議論を行います。

※定員に達しましたので、参加申し込みを締め切らせていただきました。
たくさんの申し込み、ありがとうございました。

日時

2018/12/13 Thu.17:30開場
18:00〜20:00

会場

会場:弁護士会館 12階講堂(東京)
住所:〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-1-3

最寄り駅

東京メトロ 丸ノ内線「霞ヶ関駅」 B1-b出口より直通
東京メトロ 有楽町線「桜田門駅」 5番出口より徒歩5分

参加費
1500円(ND会員・学生は無料)

マイク・モチヅキ(米ジョージ・ワシントン大学准教授・ND評議員)

ジョージ・ワシントン大学准教授。ハーバード大学にて博士号取得。専門は日本政治および外交政策、日米関係、東アジア安全保障。

南カリフォルニア大学およびイェール大学で教鞭をとり、ブルッキングス研究所シニア・フェロー、ランド研究所アジア太平洋政策センター共同部長などを歴任。2001年から2005年、ジョージ・ワシントン大学エリオットスクール(国際関係学)のAsian Studies(アジア学)のためのガストン・シグール記念センター所長。現在は、同センター日米関係部長を務め、また同センターの「アジア太平洋における記憶と和解」研究・政策プロジェクトの共同責任者も務める。

柳澤協二(ND評議員/元内閣官房副長官補)

1970年東京大学法学部卒とともに防衛庁入庁、運用局長、人事教育局長、官房長、防衛研究所長を歴任。2004年から2009年まで、小泉・安倍・福田・麻生政権のもとで内閣官房副長官補として安全保障政策と危機管理を担当。現在、NPO国際地政学研究所理事長。

著書に『検証 官邸のイラク戦争』(岩波書店)、『亡国の安保政策』(岩波書店)など。

礒﨑敦仁(慶應義塾大学准教授)

慶應義塾大学商学部中退。ソウル大学大学院博士課程に留学後、在中国日本国大使館専門調査員、外務省第三国際情報官室専門分析員、ウッドロウ・ウィルソンセンター客員研究員などを歴任。専門は北朝鮮政治。
共著に『新版 北朝鮮入門』など。

鈴木達治郎(長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)センター長・教授)

東京大学工学部原子力工学科卒。78年マサチューセッツ工科大学プログラム修士修了。工学博士(東京大学)。原子力工学を専攻後、エネルギー環境政策、技術と政策の関係を中心に研究。MITエネルギー環境政策研究センター、同国際問題研究センター、(財)電力中央研究所社会経済研究所などを経て、2010年1月から2014年3月まで原子力委員会委員長代理を務め、2014年4月RECNA副センター長に就任。2015年4月より現職。国際核物質専門家パネル(IPFM)共同議長、核廃絶を目的とする科学者グループ「パグウォッシュ会議」評議員。