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新外交イニシアティブ(ND)主催

沖縄の未来を拓く―安全保障・経済・社会の観点から(沖縄)

沖縄にとって今年は、2月に県民投票、4月に衆院補選、7月に参院選と、改めて民意を示す年となっています。安心できる、豊かな暮らしを実現するためには、どのような選択が必要でしょうか。今回のシンポジウムでは、これからの沖縄の未来を考えるため、安全保障・経済・社会の面から、沖縄が抱える課題と、その解決に向けた道筋を議論します。

安全保障の観点では、様々な問題が指摘されているにもかかわらず土砂投入が強行されている辺野古新基地建設について、アメリカで発信される見解や軍事専門家の分析を基に、その必要性を改めて見直します。

また経済・社会の面では、全国最下位の県民所得や、全国平均の2倍に至る子どもの貧困率に象徴されるような、深刻化する貧困や格差の問題を考えます。沖縄の経済成長の展望や、福祉・教育のあり方など、どうすれば暮らしの安全を実現できるかということについても、議論します。

 

日時

2019/03/19 Tue.18:30開場
19:00〜21:00

会場

会場:沖縄市民小劇場あしびなー
住所:〒904-0004 沖縄県沖縄市中央2丁目28−1 雇用促進等施設3F

参加費
500円(ND会員・学生は無料)
後援
琉球新報社/沖縄タイムス社

屋良朝博氏(ND評議員/ジャーナリスト)

フィリピン大学を卒業後、沖縄タイムス社入社。
92年から基地問題担当、東京支社を経て、論説委員、社会部長などを務めた。
2006年の米軍再編を取材するため、07年から1年間、ハワイ大学内の東西センターで客員研究員として在籍。
2012年6月に退社。現在、フリーランスライター。

柳澤協二氏(ND評議員/元内閣官房副長官補)

1970年東京大学法学部卒とともに防衛庁入庁、運用局長、人事教育局長、官房長、防衛研究所長を歴任。2004年から2009年まで、小泉・安倍・福田・麻生政権のもとで内閣官房副長官補として安全保障政策と危機管理を担当。現在、NPO国際地政学研究所理事長。

著書に『検証 官邸のイラク戦争』(岩波書店)、『亡国の安保政策』(岩波書店)など。

半田滋氏(東京新聞論説委員兼編集委員)

下野新聞社を経て、91年中日新聞社入社、東京新聞論説兼編集委員。獨協大学非常勤講師。92年より防衛庁取材を担当している。2007年、東京新聞・中日新聞連載の「新防人考」で第13回平和・協同ジャーナリスト基金賞(大賞)を受賞。

上間陽子氏(琉球大学教授)

1972年、沖縄県生まれ。琉球大学教育学部研究科教授。専攻は教育学、生活指導の観点から主に非行少年少女の問題を研究。1990年代後半から2014年にかけて東京で、以降は沖縄で未成年の少女たちの調査・支援に携わる。
共著『若者と貧困』(明石書店)。単著『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』(太田出版)。

猿田佐世(ND代表/弁護士)

新外交イニシアティブ(ND)代表・弁護士(日本・ニューヨーク州)。自らワシントンにてロビーイングを行う他、日本の国会議員等の訪米行動を企画・実施。枝野幸男立憲民主党代表や、翁長雄志沖縄県知事(当時)に随行する沖縄訪米団、稲嶺進名護市長・玉城デニー衆議院議員(いずれも当時)等の訪米行動の企画・同行を担当。米議員・米政府面談設定の他、米シンクタンクでのシンポジウム、米国連邦議会における院内集会等を開催。
著書に『新しい日米外交を切り拓く』(集英社)、『自発的対米従属 知られざる「ワシントン拡声器」』(角川新書)など。