イベント

このイベントは終了しました。

新外交イニシアティブ(ND)主催

米中関係の中で考える日中関係~東アジアの秩序形成に向けて~

米中貿易摩擦が深刻さを増す中、米国は「インド太平洋戦略報告」を発表し、南シナ海での合同訓練を活発化させています。一方の中国も新型ICBM開発をはじめ軍備増強を進めており、経済・軍事両面において厳しい状況が続いています。両国の狭間に位置する日本は、中国との関係は改善する姿勢を見せながら、安全保障政策においてはかつてないほど日米一体化を深めています。

今回のシンポジウムでは、軍事・外交の専門家のみならず、北京大学を卒業後、東京大学大学院の博士課程に在籍する留学生も登壇者にお迎えし、「国際情勢と中国」についての中国国内の世論の動向についても伺いながら、東アジアにおける秩序形成の展望や、日本の果たすべき役割について議論を行います。

日時

2019/12/20 Fri.18:00開場
18:30〜20:30

会場

会場:主婦会館プラザエフ B2F クラルテ
・住所:〒102-0085 東京都千代田区六番町15
・地図:http://plaza-f.or.jp/index2/access/

最寄り駅

JR「四ツ谷駅」 麹町口 徒歩1分
東京メトロ 丸ノ内線/南北線「四ッ谷駅」 1番出口(徒歩3分)

参加費
1,000円 (ND会員・学生は無料)
プログラム

登壇者:
・マイク・モチヅキ氏(米ジョージ・ワシントン大学准教授/ND評議員)
・柳澤協二氏(元内閣官房副長官補/ND評議員)
・津上俊哉氏(日本国際問題研究所客員研究員/現代中国研究家)
・岡田充氏(共同通信社客員論説委員)
・徐博晨氏(東京大学国際関係学博士課程/国際政治研究者)

※使用言語:日本語/英語(逐次通訳が入ります)

主催:新外交イニシアティブ(ND)

お問合せ:
新外交イニシアティブ(ND/New Diplomacy Initiative)
TEL:03-3948-7255 FAX:03-3355-0445
E-mail:info@nd-initiative.org

※当日参加も受け付けますが、会場が満席の場合は事前申し込みされた方を優先的にご案内いたします。混雑が予想されますので、できる限り事前のお申込みをお願いいたします。

マイク・モチヅキ氏(米ジョージ・ワシントン大学准教授/ND評議員)

ジョージ・ワシントン大学准教授。ハーバード大学にて博士号取得。専門は日本政治および外交政策、日米関係、東アジア安全保障。南カリフォルニア大学およびイェール大学で教鞭をとり、ブルッキングス研究所シニア・フェロー、ランド研究所アジア太平洋政策センター共同部長などを歴任。2001年から2005年、ジョージ・ワシントン大学エリオットスクール(国際関係学)のAsian Studies(アジア学)のためのガストン・シグール記念センター所長。現在は、同センター日米関係部長を務め、また同センターの「アジア太平洋における記憶と和解」研究・政策プロジェクトの共同責任者も務める。

柳澤協二氏(元内閣官房副長官補/ND評議員)

1970年東京大学法学部卒とともに防衛庁入庁、運用局長、人事教育局長、官房長、防衛研究所長を歴任。2004年から2009年まで、小泉・安倍・福田・麻生政権のもとで内閣官房副長官補として安全保障政策と危機管理を担当。現在、NPO国際地政学研究所理事長。
著書に『検証 官邸のイラク戦争』(岩波書店)、『亡国の安保政策』(岩波書店)など。

津上俊哉氏(日本国際問題研究所客員研究員/現代中国研究家)

1980年東京大学卒業後、通商産業省に入省、在中国日本大使館参事官、北東アジア課長、経済産業研究所上席研究員を歴任後、文筆評論活動へ。2017年1~3月今後の米中関係調査のため米国ワシントンDCに短期滞在。著書に「中国台頭」(2003年サントリー学芸賞受賞)、「中国台頭の終焉」(ともに日本経済新聞社刊)、「米中貿易戦争の内実を読み解く」(2017年PHP研究所刊)等がある。

岡田充氏(共同通信社客員論説委員)

1972年共同通信社に入社。香港、モスクワ、台北各支局長、編集委員、論説委員を経て2008年から共同通信客員論説委員、桜美林大非常勤講師。著書に「中国と台湾対立と共存の両岸関係」「尖閣諸島問題領土ナショナリズムの魔力」など。「21世紀中国総研」で「海峡両岸論」http://www.21ccs.jp/ryougan_okada/index.htmlを連載中。

徐博晨氏(東京大学国際関係学博士課程/国際政治研究者)

北京大学で国際政治学を学ぶ傍ら、早稲田大学政治経済学部政治学科でダブルディグリーを取得。2012年に東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻に入学し、2014年に修士号を取得。2014年から東京大学大学院総合文化研究科国際関係論の博士課程に在学。この間にカリフォルニア大学バークレー校やパリ政治学院にも留学。主な論文に「国際開発規範を巡る対立と収束──貧困削減戦略文書を例に」(日本国際政治学会研究大会、2016年)、「中国の『対外援助』と『貸し過ぎ』問題──途上国開発を巡る貸し手の競争」『国際政治と中国』(日本国際政治学会/編、国際政治197号、2019年)がある。