研究・報告

「上関は『奇跡の海』」

【日米オンラインシンポジウム】

アメリカと日本が直面する「核のゴミ」中間貯蔵問題

アメリカと日本が直面する「核のゴミ」中間貯蔵問題

青森県に建設中の六ヶ所再処理工場はこの8月、完成時期が27回目の延期となりました。各地の原発では使用済核燃料が貯まり続け、このままでは原発の運転に支障が出るため、再処理開始まで使用済核燃料をどこかで保管しよう――これが中間貯蔵と呼ばれるもので、その目的は原子力発電の継続と、核燃料サイクル政策の破綻を覆い隠すことにあります。

中間貯蔵施設の建設計画が浮上している山口県上関の状況を高島美登里氏(上関の自然を守る会共同代表)にご報告いただきました。

高島氏の報告資料はこちらからダウンロードいただけます。

*この活動は、一般社団法人アクト・ビヨンド・トラストの2024年度助成を受けています。

動画(日本語)

Video(English)

高島美登里(たかしま・みどり)

1999年より長島の自然を守る会(現・上関の自然を守る会)の共同代表。日本生態学会をはじめとする研究者と共同調査を継続し「奇跡の海」の生態系解明と中国電力の環境アセスメントの不備を告発して来た。一方自然を活かした町作りを目指し、原発や中間貯蔵施設に対する推反の壁を乗り越え、上関ネイチャープロジェクトの共同代表として鮮魚産直や民泊経営、漁師文化の継承活動を行っている。